1軍昇格も近い!?先制の適時三塁打で8月打率.367!岡田監督も無視できない木浪聖也&小幡竜平の阪神正遊撃手争いへ割って入れる逸材とは!?

遠藤成が先制のタイムリースリーベースヒット

8月17日、バンテリンドームで行われウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、「2番・二塁」で先発出場した遠藤成は、4打数2安打1打点。先制のタイムリースリーベースヒットを放つなど、2試合連続マルチヒット、4試合連続安打を記録。8月打率.367と打撃好調で1軍昇格へアピールした。

初回、ノーアウト1塁の場面で打席に立った遠藤成は、中日ドラゴンズ先発の鈴木博志の9球目150kmツーシームを捉え、レフトへ先制のタイムリースリーベースヒットを放った。

さらに、5回1アウト1塁の場面で打席に立つと、遠藤成は再び鈴木博志の初球146kmツーシームをセンターへ弾き返し、ヒットエンドランを成功させ、1アウト1、3塁のチャンスを演出。続く渡辺諒の打席で鈴木博志がボークとなり、3点目を奪った。

遠藤成は、2019年にドラフト4位で阪神タイガースに入団した高卒4年目の遊撃手だ。今シーズンは、1軍デビューへ向け、2軍で確固たる数字を残し、1軍昇格を目指すべく鍛錬を積んできた。

今シーズンは、前足で壁を作る意識を持ったことで上下のブレが少なくなり、下半身が安定。ボール球に手を出すことも減り、凡打の状態も良くなった。

7月27日のソフトバンクホークス戦で、今シーズン初アーチを満塁ホームランとして自信をつけた遠藤成は、この試合も先制のタイムリースリーベースヒットを放つなど、2試合連続マルチヒット、4試合連続安打を記録。8月は30打数11安打4打点1HR、打率.367と打撃好調を維持しており、1軍にいつ呼ばれてもいい準備は整っている。

有言実行の確固たる数字を残し続ける遠藤成を岡田監督も無視できない存在になっているはずだ。

先制のタイムリースリーベースヒットを放ち、8月打率.367と打撃好調を維持する遠藤成が1軍昇格を果たし、木浪聖也と小幡竜平の阪神タイガース正遊撃手争いへ割って入る存在になれるか注目だ。

© 株式会社日本文芸社