履正社相手に5回3失点5K!エース高橋煌稀と共に巨人など複数球団注目の完成度の高い最速153km本格派右腕とは!?【ドラフト候補/甲子園2023】

湯田統真が履正社相手に5回3失点5奪三振

8月17日に行われた夏の甲子園大会3回戦に登場した仙台育英(宮城)の湯田統真は、5回を85球で3安打3失点5奪三振4四球。先発投手としてマウンドに上がり、優勝候補の履正社(大阪)を3失点に抑え、仙台育英の準々決勝進出に大きく貢献した。

先発投手としてマウンドに上がった湯田統真は、初回を三者凡退に抑えるも、2回に下位打線に捕まり、連続タイムリーヒットを許し、同点とされる。3回も味方のエラーが絡み、1点を失い、履正社に逆転を許す。4回は連続フォアボールなどで2アウト満塁のピンチを背負うも、最後は森沢拓海を空振り三振に切って取り、難を逃れた。5回は森田大翔にフォアボールを与えるも、西田大志をファーストライナーに仕留め、塁を飛び出していた森田大翔をタッチアウトにし、ダブルプレーで無失点。6回からエースの高橋煌稀にマウンドを託した。

優勝候補の履正社を3失点に抑えた湯田統真を後押しすべく、打線は2回に2年生の鈴木拓斗が2ランホームランを打って2点を先制。4回に橋本航河のタイムリーヒットで3-3の同点に追いついた。6回からマウンドに上がった高橋煌稀が4イニングを無失点に抑え、8回にノーアウト2塁のチャンスで齋藤陽が送りバントで1アウト3塁とし、尾形樹人がスクイズを決めて勝ち越し。必死にもぎ取ったその1点を守り抜き、仙台育英が履正社を4-3で競り勝ち、準々決勝に駒を進めた。

湯田統真(ゆだ とうま)/仙台育英【宮城】

181cm83kg 右投左打 最速153km 投手
変化球:スライダー、カーブ、カットボール、フォーク

どの球種でもストライクが取れる完成度の高いプロ注目の最速153km本格派右腕。

最速153kmのストレートと縦のスライダー、カットボール、フォークを交え、打者を打ち取る。

大会2連覇を果たした3年夏の県大会準々決勝で、東北高校相手に12三振を奪う5-0の完封を記録した。

湯田統真を巨人、ソフトバンクなど、複数球団が興味を示している。

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