エド・シーランは、ここ数週間「Autumn is coming」（秋が来る）とインスタグラムの写真や動画に添えたり、米ミネアポリスのレゴ・ストアでシフトに入った際にこのスローガンが書かれたシャツを着たミニ・フィギュアを配ったりするなど、不可解なティーザー・キャンペーンを行なってきた。
今週公開されたアンディ・コーエンのSiriusXMポッドキャスト『Deep & Shallow』で、秋をテーマにしたニュー・アルバムをリリースするつもりであることは認めたエドが、現地時間2023年8月16日に“ジンジャーブレッド・マン・ショッピング・チャンネル”からの90秒インフォマーシャルという形をとった新たなティーザーを投下した。キャッチフレーズは、“If you like it a bit damper, check out my hamper!”（ちょっと湿っぽいのがお好きなら、僕のかごをご覧あれ）だ。
英国の紅葉と湿っぽい雨の季節の素晴らしさを早口で語るセールス・トークの中で彼は、“秋の憂鬱を、あなたが最も愛する人たちに届ける”のに最適な新商品を薦めている。彼が売っているように見えるのは、汚れて濡れた服、マッシュポテト、生ぬるいビール、熊手、スカーフ、冷凍パイ、その他の雑多な品々を詰めた“ダンパー・ハンパー”と名付けられたリンゴ箱だ。値段は9.29ドルとなっており、これまでのヒントを総合するとこれがアルバムの発売日（9月29日）とみて間違いないだろう。
このフェイクCMの最後にはアルバム・タイトルと思われる『Autumn Variations』の文字と電話番号（917-909-4498）が記載されており、現在“ダンパー・ハンパー”は完売しているものの、8月24日に再入荷する予定であることが明かされている。現時点でエドの広報担当者は、米ビルボードからのこのプロジェクトに関する追加情報の要請に答えていない。
