【Players on Fire】ついに始まった「進撃の小さな巨人」はもう誰にも止めらない

WBCでの死球から開幕に出遅れ、前半戦は調子が戻らなかったアストロズの1番打者がついに復活。後半戦の打率は4割を超え、8月は全試合で出塁するなど、アストロズにとって頼もしい男が帰ってきた。

WBCにはベネズエラ代表で出場したアストロズのホセ・アルトゥーべ。しかし、アメリカ戦でダニエル・バード(ロッキーズ)から右手親指に死球を受けて骨折してしまい、開幕に出遅れた。復帰したのは日本時間5月20日。チームは順調に順位を上げていったが、アルトゥーベ自身は本来の打撃ではなかった。

前半戦の打率は.264、オールスター前には左脇腹の違和感で再び戦列を離れてしまう。休養を経て、再びチームに復帰してからは持ち前の打棒が復活。8月6日には通算200本塁打を達成するなど、ついに反撃が始まった。

後半戦はここまで打率.411を記録。8月8日から14日までの1週間の打率は驚異の.520を残し、キャリア4度目の週間MVPを受賞した。8月11日には1試合で4安打を打ち、前後の試合を合わせて4試合連続のマルチ安打もマークした。

チームは現在、地区2位につけており、首位のレンジャーズに肉薄している。役者が揃ったアストロズがポストシーズンに向けた戦いを熱くしていくのだろうか。また、アルトゥーベの通算安打は現在1997本となっており、通算2000安打到達も時間の問題だろう。前半戦の不調で溜まったストレスを爆発させる進撃の小さな巨人の打席からますます目が離せない。

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