毎日の卵焼き、南部鉄器で 奥州の及源鋳造、IH調理器に対応

kokotamaをデザインした細谷岳さん(左)

 南部鉄器を製造、販売する奥州市水沢羽田町の及源鋳造(及川久仁子社長)は、「鉄のたまご焼き kokotama(ここたま)」を新発売した。IH調理器に対応し、入社2年目の細谷岳さん(24)がデザインを担当。アレンジレシピなども紹介し、南部鉄器が身近にある「生活」を提案する。

 日常的に使うものだからこそシンプルなデザインにこだわった。持ち手は握りやすさを重視し、きれいに巻くことができる深さ(3.3センチ)で形が整えやすい。継ぎ目をなくしたことで汚れが残りにくいのも特徴だ。1個7700円。

 同社では30年以上前から卵焼き器「角玉子焼」を販売。ロングセラー商品だがガス火用で、以前から「IHに対応した卵焼き器がほしい」という声が上がっており、開発が始まった。

 調理用ガスこんろでも使用できる。同社ファクトリーショップとオンラインショップで販売している。

© 株式会社岩手日報社