コンセプトは「ハイブリッド競輪場」 高松競輪場を再整備へ 2027年度のオープン目指す

高松市は老朽化が進む高松競輪場の今後について、「ハイブリッド競輪場」というコンセプトのもと、「自転車文化の創造」と「まちづくりの誘導」を2本柱に再整備を目指す方針を明らかにしました。

高松市福岡町にある高松競輪場は、1950年のオープンから70年以上が経過し、老朽化が進んでいます。黒字であることなどから高松市は2018年に競輪場としての存続を決め、再整備の検討を進めてきました。

完成イメージ図 提供:高松市

再整備に向けた高松市のコンセプトは「自転車文化を創造するハイブリッド競輪場」です。現在、敷地の全てを競輪施設が占めていますが、再整備後は競輪施設を敷地の6割程度に縮小します。

そして、残りの土地については、サイクルスポーツやツーリズムに関するイベントの開催や、親子で集える場所作りなどを想定した拠点施設を民間事業者に包括的に業務委託します。事業者の選定は2023年10月から公募型プロポーザル方式で行い、2023年度中に決定します

高松市は現在の競輪場を解体し、新しい競輪場を作るための債務負担行為として75億円を設定した補正予算案を9月定例の高松市議会に提案します。

競輪施設を除いた民間委託部分については、市が事業者に土地を貸し、施設の整備費や運営費については事業者が全て負担します。

新しい競輪施設は2027年度のオープンを目指しています。

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