「封印ホラー」完成後に亡くなった監督の生前メッセージ解禁! R18指定『クロムスカル リターンズ』は“純粋な殺し”の映画

『クロムスカル リターンズ』©2011 CHROMESKULL,LLC.

12年を経て日本公開される封印作品の続編

あまりの残虐さに長らく封印されていたスプラッター映画『クロムスカル』(2009年)の続編、『クロムスカル リターンズ』が2023年8月18日(金) より全国公開中。この2作は十数年を経ての日本上陸となったわけだが、『X-ファイル ザ・ムービー』や『ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ』などを手掛け“特殊メイク界の魔術師”と呼ばれた監督・脚本のロバート・ホールは、2021年に47歳の若さで亡くなっている。

このたび、そんなロバート監督が生前に収録した貴重なコメント動画が解禁となった。「ガキの頃からの夢を実現させた」という本作への熱い想い、そして社会への皮肉をたっぷり込めたメッセージは必見だ。

映画史上最凶最悪のサイコキラー

全編に繰り広げられる過激すぎるバイオレンス描写の数々で、14年もの間、封印されていた伝説のソリッド・スプラッター・スリラー『クロムスカル』には、さらに異常なまでにこだわり抜いた残虐シーンの連続で世界を震撼させた狂気の続編があった。完成から12年、映画史上最も残酷で凶悪といわれた映画が、ついに日本のスクリーンを直撃する。

――ホラー映画史に残る有名殺人鬼たちも震え上がる、かつてなく凶悪で残虐なホラー・ヒーロー“クロムスカル”。それは、銀色の髑髏マスクをつけ、右肩にビデオを装着、両手に握ったサバイバル・ナイフでターゲットを惨殺する模様を撮影し、その映像を警察に送りつけるという、映画史上最凶最悪のサイコキラーだ。

「これこそが俺の作りたかった純粋な殺しの映画だ」

このたび公開された故ロバート・ホール監督のコメント動画は、『クロムスカル リターンズ』完成後の2012年に収録されたもの。「『周りの奴らを皆殺しにしたい』というガキの頃からの夢を、めちゃくちゃ特殊効果を使って実現させたんだ」という言葉からは、彼が監督としてギリギリのバランスを維持していたことがうかがえる。

そんな監督が「これこそが俺の作りたかった純粋な殺しの映画だ」と言うとおり、『クロムスカル リターンズ』は完全無修正版で公開される。動画の最後に監督が付け加える“あるメッセージ”には、もしかすると『クロムスカル』シリーズの本質が隠されているのかもしれない。

本作でクロムスカルを演じるのは前作に続きニック・プリンシピ。クロムスカルに追われるトミーも前作から引き続き『サラ・コナー クロニクルズ』『エルム街の悪夢』のトーマス・デッカー、二代目クロムスカルの座を狙うプレストンには『ビバリーヒルズ青春白書』シリーズのブライアン・オースティン・グリーン。

その他、「メンタリスト」シリーズのオウェイン・イオマン、『ブギーマン3』『凶悪海域 シャーク・スウォーム』のミミ・マイケルズ、『ハロウィン』『ステイク・ランド 戦いの旅路』のダニエル・ハリス、『REC:レック/ザ・クアランティン』『ザ・ヘラクレス』のジョナサン・シェックといった前作以上に豪華な顔ぶれが揃い、壮絶なスプラッター・バイオレンスを繰り広げる。

『クロムスカル リターンズ』は2023年8月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿シネマカリテほか全国ロードショー

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