国産黒毛和牛にこだわる焼肉店!やわらかネギタン塩が絶品です

毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店をつないで紹介していきます。

※この記事は8月14日(月)に放送された内容です。

橿原市、畝傍駅前から徒歩12分ほど。肉へのこだわりがスゴイお店「焼肉 三日月」を訪れました。

国産の黒毛和牛にこだわっているという三日月には、全国からお客さんがやってくるそう。一番人気の「ネギ塩タン」を食べると、それにも納得です。

ネギ塩タン1人前1,800円

届いたネギ塩タンはお肉が見えなくなるほど、たっぷりとネギがかかっています。タンでねぎを包んで、網の上にのせていきます。焼肉のプロによると焼肉は焼きが8割。外側だけを火にあてて、中のタマネギは蒸すイメージで火を通していきます。焼けたお肉を一口で食べると、やわらかいお肉にネギの甘味がたまりません。思わず言葉を失うほどのおいしさです。

次は、とても珍しい希少部位をいただきます。まずは、牛のフォアグラとも呼ばれる「グレンス」。

フォアグラというと鶏の肝臓ですが、グレンスは牛のすい臓の部分。特に鮮度が命のホルモンは、冷凍せずに使い切りにこだわっているそう。脂が乗ったお肉を梅と一緒に食べるとあっさりした味わいで、お肉が口の中で柔らかく溶けていきます。

次に、山形牛の「カイノミ」をいただきます。

カイノミはバラの中でも香りが強い部位で、一頭250kgの牛から約3kgしかとれないという希少部位なんです。火が通ったらわさびをのせていただきます。分厚くカットされているのですが、非常に柔らかく、とろけていくようです。

メインは山形牛や田島牛といった名だたる国産黒毛和牛。牛のモモ肉の中で一番柔らかいといわれている部位「マルシン」です。

田島牛のマルシンは、しっとりとしたやわらかさがあるのが特長です。そしてハラミによく似た部位のサガリはサクッとした食感で、どれも絶品です!

美味しい焼肉をたくさんいただいたところで、立地的に駅前ではないのに、看板に駅前焼肉と書いている理由を聞いてみたところ…。

代表取締役・中村慶孝 さん
「もともと、大和八木駅の前で駅前焼肉としてやっていたのですが、オープンして半年後に隣の店舗の火事で燃えてしまい、移転してきました。お金がなかったので、駅前焼肉の時の看板をそのまま使っています。最初は今の建物の半分ほどの広さでやっていましたが、なんとか余裕ができてきて広げることができました。」

みなさんに支えられて、何よりお客さんに支えられてきました、と笑顔で語る中村さんに、今後の抱負を聞きました。

代表取締役・中村慶孝 さん
「三日月としての良さを伝えていきたい。おいしいものを守り続けたいと思います。」

県外からわざわざ訪れるのもうなずける、美味しいお肉へのこだわりとドラマのある三日月。ぜひこだわりのお肉を食べてみてください。

■店名 焼肉 三日月

■住所 橿原市繩手町31-1

■電話 0744-41-9429

■営業時間 17:00~23:00

■お休み 不定休(要予約)

※この記事は取材当時の情報です。

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