消防士2人、風俗店の副業で停職 愛知・一宮、従業員を送迎

 愛知県一宮市は18日、風俗店で従業員を送迎する副業をしたとして、一宮消防署の男性消防副士長(27)を停職3カ月、男性消防士(25)を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。それぞれ30万円と10万円の報酬を受け取っていたといい、いずれも同日付で依願退職した。

 市によると、消防副士長は2021年4月から今年1月にかけ約60回、消防士は21年7月から同9月にかけ約20回、岐阜、愛知両県を派遣エリアとする無店舗型風俗店で女性従業員を送迎した。

 消防副士長が店の関係者である知人から送迎を依頼されたことをきっかけに始め、消防士を誘った。匿名の通報で発覚、市が調査していた。

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