勝連海岸で63センチ、タマン

 台風の後はタマンが爆釣するというのが定説で、以前は台風後にタマンが爆釣したからと取材依頼が多かったが、最近は数釣りする機会が少なくなってきた。

 台風6号が去った4日に泡瀬海岸で70.5センチ、3.89キロのタマンを釣ったA.F.Cの山城善成さん。Uターンした台風が去った7日から8日にかけて、夕方6時から勝連海岸のマル秘ポイントにタマンを狙って釣りに出かけた。

 シガヤーダコを餌に2本の竿(さお)を出してアタリを待った。9時ごろに50センチ級のタマンが最初に釣れたのを皮切りに、次々とヒット。1本の竿にタマンがヒットしてやり取りをしている最中に、もう1本の竿にもヒットし、2本目の竿に掛かったタマンをバラしてしまった。そこで竿を1本に集中することにした。釣っては針を外して、仕掛けを投げ込むと、夜10時過ぎにこの日最大の63センチ・3.01キロが釣れ、その後も50センチクラスのタマンが釣れ、計9匹のタマンを釣った。午前4時には用意したシガヤーダコがなくなったので仕方なく納竿(のうかん)した。

 経験豊富な山城さんも、このサイズのタマンがこんなにも入れ食いしたのは過去に一度あったが、久々の入れ食いに「これだから釣りはやめられない」と笑った。(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)
 
 

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