【サンパウロ共同】ブラジルのハッカーが17日の議会委員会で、昨年10月の大統領選前に当時のボルソナロ大統領から電子投票システムへのハッキングを依頼されたと証言した。ボルソナロ氏はシステムの欠陥を主張しており、ハッキングにより脆弱性を有権者に示したかったからだという。現地メディアが報じた。
証言したのはプログラマーのバルテル・デルガッチ氏。昨年8月にボルソナロ氏や側近から依頼を受け、実際にハッキングできなかったが、仮に逮捕された場合は恩赦すると持ちかけられたという。
ボルソナロ氏は昨年7月、各国大使を公邸に招き、証拠を示すことなく、電子投票システムに欠陥があると説明した。