シェール姉さん 今度はウクライナの動物園のクマ助けた!ロシア侵攻の中、レンタル車で“決死”の救出

歌手のシェール(77)が、ウクライナに密かに戻ってクマを救出していたことが分かった。シェールが運営する動物保護団体フリー・ザ・ワイルドは、プーチン大統領が昨年開始したロシアによる侵攻の前に、ウクライナの動物園からトラ1頭とライオン6頭、そしてヒョウ1頭を避難させることに成功。しかし、その時に移動させることができなかったクマを救うため一団は、レンタル車で同国に戻り国外に連れ出したという。

シェールはハリウッド・レポーターにこう話している。「私たちは戦争が始まる前に入国して、彼らを連れ出すためにあらゆることをしたわ。でもクマは置き去りにしてしまったから、戦争中に大きなピックアップトラックでこっそり戻って、助け出さなければならなかったの」

そんなシェールは、パキスタンのイスラマバード動物園で、2012年に仲間のサヘリが死んだ後に独り檻に残され、世界一孤独なゾウと呼ばれたカーバンを連れ出すために長い間法廷で闘った過去もあり、「カーバンをあの動物園から連れ出すために、法廷で5年かかったけれど、イスラマバードは最終的になぜそうする必要があるのかを正確に理解してくれたわ」と話していた。

シェールは、もう1匹のゾウ、ビリーをロサンゼルス動物園から保護区に移そうとしたものの、それは実現できていない。シェールはこう話している。「ビリーを救うことができなかったからこそ、カーバンを救ったの」「ビリーは今でも毎日苦しんでいるわ」「今私たちは、地球上での先進国のひとつ、アメリカとともに活動しているけれど、私たちの国の人々は、動物園での生活がこれらの生き物に与える影響への理解や認識がないようね。彼は保護区で晩年を過ごすに値するわ」

12月にロサンゼルス市議会は、38歳のビリーを保護区に移すよう勧告したが、動物園側はこれに反対していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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