中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺で街路樹が不自然に枯れていた問題で、名古屋市は18日、街路樹の木片や土壌を調査した結果、市内4店舗前の植樹帯から除草剤の成分を検出したと発表した。そのうち枯死が確認された3店舗前での被害について、市は愛知県警に被害届を提出する。除草剤の使用者が特定できれば損害賠償請求も検討する。
調査は7月31日、名東区の名古屋名東店など4店舗で実施。外部の専門機関に採取した土や木片を送り、18日に結果を受け取った。市はビッグモーターに除草剤散布の有無について内部調査を求める。同社は聞き取りに「過去のことは分からない」などと回答しているという。
