8/10~8/17 お盆休みの特急列車利用数_コロナ前の2018年を超える列車はほぼなし、唯一 2018年比 139%を記録した特急列車は?

先祖を自宅にむかえ供養するニッポンの夏の風習―――お盆。

そのお盆休みも終わり、主要鉄道会社などは、8月10~17日の「お盆期間の利用状況」と題した集計レポートを発信する。

マスクや外出自粛などの制限がなくなった2023年夏のJR各社「お盆期間の利用状況」集計レポートでは、コロナ前の2018年比で100%を超える列車はほとんどなかった。

コロナ前の2018年利用率を下回り、80~70%台をマークしているのがほとんどのなか、50%台にまで利用者が減少した列車もある。

この期間中、台風7号が列島を縦断した8月15日は、東海道・山陽新幹線が運休するほどの“予想外”もあったことから、特急列車も想定外の利用数になった列車もあるかもしれない。

―――たとえば、東京~君津・館山を結ぶ内房線 特急 さざなみ は、上下列車合計で2018年比 59%。

静岡~甲府 を結ぶ身延線 特急 ふじかわ は66%、豊橋~飯田の飯田線 特急 伊那路 は61%、名古屋~新宮・紀伊勝浦の 紀勢線 特急 南紀 は48%と、2018年の半分に。

関西エリアでは、新大阪~福知山・城崎温泉などの福知山線 特急 こうのとり が58%だった。

いっぽうで、コロナ前の2018年にちかい数字をマークした特急列車もある。

伯備線 山陰・山陽 連絡特急 やくも は、96%。

名古屋・大阪~高山・富山などの高山線 特急 ひだ は、2018年を上回る 139%をマークした。

―――こうしたJR各社の「お盆期間の利用状況」集計レポートは、各社の公式サイトで公表されているから、チェックしてみて。

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