農産物や加工品 バイヤーにPR 倉敷で16事業者が商談会

食品を扱う事業者が商品をPRした商談会

 倉敷市は18日、市内の食品関連事業者らの販路開拓を支援するため、農産物や加工品の展示商談会を天満屋倉敷店(同市阿知)で開いた。16事業者が出展し、ホテルや飲食店の担当者に売り込んだ。

 会場では各事業者がブースを設けて白桃、レンコン、ノリ、カット野菜、ジャムなどをそれぞれ紹介。バイヤーに試食を勧めながら特徴、納品可能な季節などを説明していた。

 2021年に牧場直営のチーズ工房を創業したハルパル(同市玉島陶)はモッツァレラ、燻製(くんせい)などを出品。三宅春香製造責任者は「高品質な自家製牛乳を使うのが売り。こだわりを持つ個人飲食店などに販路を広げたい」と話していた。

 市は、商談が成立した事業者同士による特色ある食文化創出も期待し、初めて企画。今後は商品開発への専門家派遣、新商品のお披露目会などを計画している。

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