山下美夢有は妹と初タッグで5アンダー「頑張ってくれました」

妹の蘭と初めてのタッグ(撮影/大澤進二)

◇国内女子◇CAT Ladies 初日(18日)◇大箱根CC(神奈川県)◇6638yd(パー72)◇晴れ(観衆2339人)

「緊張していたと思います。同伴競技者の(上田)桃子さんと(岩井)千怜ちゃんに迷惑をかけないように。私も妹を見ていましたが、頑張ってくれました」。山下美夢有が初めてタッグを組んだ妹の蘭(奈良育英高1年)をねぎらった。

「67」でプレーした山下美夢有(撮影/大澤進二)

初キャディとなった妹はゴルフ部に所属するものの、競技歴はわずか半年。ギャラリーの視線もあるプロの大会ということもあり、前日プロアマ戦から一転、緊張した表情で姉の横を歩いた。

「1番からちょっと動きが遅かったので、『キビキビ動きや』と言いました。『邪魔だけはせんといてね』と。初めてにしてはちゃんとやってくれた」。妹の動きも“確認”しつつ、出だしから4連続バーディ。1番(パー5)は2.5mを決めて、2番はラフからチップインバーディを奪った。歩測による距離計算やボール拭きを自身ですることもあったが、前半で4つ伸ばした。

今季5勝目を目指す(撮影/大澤進二)

「スタートは良かったんですが、後半はショットが良くなくて。チャンスにつく回数も少なかった。ちょっと悔しいかな」とバックナインのプレーを反省。

前週の海外メジャー「AIG女子オープン」(全英女子)の疲れが残る中、6バーディ、1ボギーの「67」でプレーし、8位で初日を終えた。「グリーンも止まるので伸ばし合いのゴルフをしないといけない。あしたからもっと伸ばせるように頑張りたい」。トップとは4打差だが、姉妹で優勝トロフィーを手にするつもりだ。(神奈川県箱根町/玉木充)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン