-196℃の液体窒素に触るとどうなる? 子どもたちが科学の面白さを体験

夏休みも残り2週間ほど。

愛媛県松山市内の小学校では、科学の面白さや不思議を体験してもらおうというイベントが開かれ、子どもたちが楽しみながら学びを深めました。

このイベントは、松山市小野地区の公民館などが開いたもので、18日はは近くの小学校の児童約300人が参加。
講師は高校の教諭や企業の技術者などが務めました。

まずは-196℃の液体窒素で遊ぶコーナー。
実際に手を入れて触れてみると…

(子ども)「冷たい」

ちなみに、ほんの一瞬触れるだけだと危険はないそうです。

そして風船を液体窒素に入れる実験も。
中に入れると風船は小さくなりましたが、出すと再び膨れ上がりました。

これは、風船の中の空気が冷えて液体になり、体積が減るためしぼむという原理なんです。

また、花やバナナを液体窒素で凍らせる実験も行われ、普段はできない数々の体験に子どもたちもワクワクが止まりません。

魚釣りゲームのコーナーでは…。

釣り針に見立てたプラスチックのシートをコップに乗せると、なんとそのまま持ち上げられます。

実は、コップを持ち上げたのは空気の圧力。
シートを密着させることでコップの中と外で生まれる圧力の差を利用しているんです。

このほか会場では、発砲スチロールを使って小さな凧を作ったり、竹を使ってカタツムリを作ったりして子どもたちは科学を取り入れた工作を楽しんでいました。

(女の子)
「実験とかいろいろ試せて楽しかった」

子どもたちは、科学の不思議を学びながら、夏休みの楽しい思い出を心に刻んでいる様子でした。

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