SDGsに関心のある全国の高校生たちが集うサマースクールが、愛媛県内で開かれています。
17日は大洲市にある古民家を活用したホテルなどを見学し、世界一にも輝いた「持続可能な観光まちづくり」について学びました。
このサマースクールは、脱炭素社会を推進しようと博報堂と三井物産が共同で立ち上げたプロジェクト(Earth hacks)が実施しているもので、SDGsに関心を持つ国内の高校生およそ50人のほか、海外からも大学生が参加しています。
一行は今月14日から県内に滞在していて、17日は古民家を活用した観光の取り組みで国際認証機関から世界1位に選ばれた、大洲市のまちづくりなどを現地で学びました。
座学を終えた生徒たちは、実際に大洲の観光スポット、城下町へ。観光まちづくりを進める地元企業の職員から説明を受けながら、ホテルに改装した古民家を見学します。
(香川県からの参加者)
「思ったよりも綺麗で雰囲気もあって、好きな雰囲気だったので良かった」
(石川県からの参加者)
「いろいろな人の思いや考えを尊重しながら、こういう綺麗なものを作れるような人になりたい」
そして、空き家だった古民家を活用したアンテナショップも訪問。
(地元企業の職員)
「ボロボロで天井が全部落ちていた。梁などはなるべく残しながら、再利用することによって、使えるようになった物件」
生徒たちはメモを取るなどして学びを深めていました。
(東京都からの参加者)
「これ(空き家問題)は、まだ地方の問題という認識が強いと思うが、都市部にもこういった問題は根強くあると思う。ぜひ、都市部でも広げていきたい」
生徒たちはあさってまで大洲市に滞在し、期間中、住民との交流なども予定されています。