観光船から煙、11人救助 鹿児島・中甑島

 18日午後2時25分ごろ、鹿児島県の中甑島の沖合で、観光船かのこ(全長約19メートル、19トン)の船長から「船から煙が出た」と118番があった。第10管区海上保安本部(鹿児島)によると、乗客乗員11人は午後3時過ぎ、救助に駆け付けた船舶に全員が避難した。けが人はなかった。

 船を所有する同県薩摩川内市によると、煙はエンジンの付近から出ており、乗員が消火器で消し止めた。船はえい航され、10管が詳しい状況を調べる。

 市によると、かのこは島の景観を楽しむクルージングのため午後2時ごろ中甑港を出港。午後3時ごろ戻る予定だった。

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