研究に熱中の田邉教授、ラスト3分の展開に視聴者「なんで…」

土佐の裕福な酒屋で生まれ育った主人公・万太郎が、やがて植物学者の道を突き進む連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。8月18日放送の第100回では、同じ花を研究対象とする万太郎と田邊が、それぞれ新種と認定するための研究に打ち込むシーンが描かれた(以下、ネタバレあり)。

植物学教室の面々に自身の思いを語る田邊(要潤)(C)NHK

研究に打ち込み始めた田邊教授(要潤)は、これからは欧米の学者に頼らず日本人自らが植物の学名を発表すると、西洋の植物学者たちに宣言。そのころ、同じタイミングで新種の植物に出会った万太郎(神木隆之介)も研究に没頭する。

認定のため必要な果実の標本を手に入れた田邉教授は、ついに念願の新種認定を叶え「キレンゲショウマ」と名づける。万太郎も心から田邉教授を祝福していたが、その矢先、田邉教授は大学から追放されてしまうのだった。

今回の放送では、これまでとは別人のように植物の研究に熱中し、ついに新種を認定する田邉教授が描かれた。いきいきと研究を楽しむ教授の姿が印象的だっただけに、放送終盤の3分ほどで大学を追われることになった衝撃の展開に心を痛める視聴者も。

「田邉教授が好きではなかったけどこの展開は悲しい」「やっと田邉教授が認められ陽のあたる場所を歩くかと思ったのに・・・」「田邉教授、なんでクビなん!?」「田邉教授・・・やっとキラキラした顔になった矢先に」などの声が相次ぎ、X(旧ツイッター)では「田邉教授」や「キレンゲショウマ」など関連ワードがトレンド入りしていた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。8月21日放送の第101回では、日本植物志図譜の制作にいそしむ万太郎だったが、版元は見つからないでいた。土曜日はその週の振りかえり。

文/つちだ四郎

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