メッシが記者会見に登場。「パリへの移籍は僕が望んだものではなかった」

写真:インテル・マイアミが主催した記者会見に出席したメッシ ©Getty Images

インテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、クラブが主催した記者会見に出席し、アメリカ上陸以降、初めてメディアの取材に応じた。スペイン『マルカ』紙電子版や『アス』紙電子版など、様々なメディアが報じている。

メッシはインテル・マイアミへの移籍について「自分のキャリアでさらに多くの結果を残そうと思い、熱意とともにここに来た」と語り、「僕たちのことを毎日追いかけていなかった人たちにとってはサプライズの移籍だったかもしれないが、僕たちはそのために万全の準備をしてきた」とコメント。

そして「サッカーを楽しむためにここに来て、この場所を選んだ。自分の決断には満足しているし、アメリカ全体が歓迎してくれたので、家族ともども素晴らしい日々を送っている。今この瞬間を楽しんでいるし、満足しているよ」と続けた。

また、マイアミという街については「最初は蒸し暑さで少し大変だったけど、徐々に適応し、今はとても快適に過ごしている」と印象を語り、「街も素晴らしく、穏やかに、幸せに暮らしているよ。子どもたちはもうすぐ学校に通い始める。日々の生活への適応には思ったよりスムーズだったよ」と喜んだ。

一方で、2021年にバルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍した時の心境についても語っている。

「バルセロナからパリへの移籍は、僕が望んだものではなかった。僕はバルセロナを離れたくなかった。それは僕自身には依存しない決断だったし、所属クラブの変更は一夜にして行われた。その変更は難しいものだった」

インテル・マイアミはMLSとリーガMX(メキシコ1部)の所属クラブが参加するリーグスカップで決勝に進出し、上位3チームに与えられるCONCACAFチャンピオンズリーグ2024への出場権を確保した。これまで同大会で6試合に出場して9ゴールを挙げているメッシは、同胞でバルセロナやアルゼンチン代表でも共闘したヘラルド・マルティーノ監督が決勝進出に大きく寄与していると語った。

「タタ(マルティーノ監督の愛称)が来てから、チームは大きく成長したと思う。この大会で3位以内に入って来年のCONCACAFチャンピオンズリーグ出場権を得るという最初の目標を達成できて、とてもうれしく思っている。僕たちは高いレベルを持つメキシコのチームと対戦しなければならなかったけど、その相手と互角に戦えることを証明できた」

インテル・マイアミは8月19日の決勝でMLSのナッシュビルSCと対戦する予定となっている。

© 株式会社SPOTV JAPAN