18日にリヴァプールへの加入が公式発表された遠藤航。シュトゥットガルトとの契約が残り1年となったタイミングでの取引となった。
移籍金はおよそ1900万ポンド(およそ35億円)になったと伝えられており、30歳の選手としてはかなりの額で取引されることに。
背番号については1桁の「3」が与えられることになり、ファビーニョやホセ・エンリケ、スティーヴ・フィナンが付けていたナンバーを受け継いだ。
ユルゲン・クロップ
「とても幸せだ。ワタルはとてもいい選手だよ。
私はこの世界のサッカーがどんなものなのかを知っている。しかし見てほしい。見てくれ。なぜなら彼は本当にいい選手だからだ。
経験豊富で、シュトゥットガルトと日本代表でキャプテンを務め、素晴らしい英語を話す。いい男だよ。家族的な男だ。
そしてピッチではマシーンのようであり、トップレベルの選手だ。素晴らしい態度を持っている。だから本当に幸せだ。
噂が出たときから、かつての教え子たちからたくさんのメッセージを受け取ったよ。みんな『本当ならこれは天才的だ』と言っていた。
私は何年にも渡って彼の獲得を頼んでいた。シュトゥットガルトにとって彼を失うのは本当に辛いことだと思うが、契約は残り1年だったので良い取引だったと思う。
彼にとってもそうだし、クラブにとってもそうだ。我々にとっても本当に良いことだ。彼も本当に喜んでくれているし、それもまた嬉しいね。
彼の経験はとても重要なプラスになる。我々のクラブはいつもそのような状況にある。
第一、もし彼が30歳でなかったら、獲得することは可能だっただろうか?第二に、彼は常に私のリストに載っていたのだが、通常我々はこの年齢層の選手とは契約しない。
しかし彼は明らかに最高のフィットネスを持っている選手で、我々とともにとても楽しい時間を過ごしてくれるだろう。
すぐに我々を助けてくれると確信している。シーズンはすでに始まっているので、それはとても素晴らしいことさ。
彼はピッチ上でどれだけ優れた選手であるかを示してくれるだろうし、私は彼とともに働ける日が待ちきれないよ。
彼はプレシーズンをフルに戦ってきた。すべての試合に出場したかは分からないが、フルトレーニングをこなしていたよ。
初めて話をしたときも彼は練習場から帰ってきたばかりだった。ワタルは今調子がいいし、早くチームに組み込むためにどうするか考える必要がある。フィジカルの問題はなにもないけどね。
シュトゥットガルトと同じポジションでプレーするはずなので、大きな違いもない。結局は彼がデュエルに勝ってボールを渡してくれるなら素晴らしいし、彼は最初からそれをやってくれるだろう。
彼は本当にいい選手で、この契約には本当に満足している。それ以外の言い方は出来ないよ。本当にいい」
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ユルゲン・クロップ監督は何年も前から遠藤航に注目していたとのこと。彼が30歳であることは賛否両論を巻き起こしたものの、むしろ「30歳でなければ獲れなかった」と考えているようだ。