福井県福井市の第70回福井フェニックスまつりは8月18日夜、同市の足羽川板垣橋―木田橋間の河川敷で「福井フェニックス花火」が行われ幕を開けた。30分間で約8千発が打ち上げられ、会場周辺を訪れた約5万2千人(市観光協会発表)が見入った。
午後7時半すぎ、来春に迫った北陸新幹線県内開業にちなみ、新幹線車両をかたどった仕掛け花火でスタート。同市のロゴ「福いいネ!」をイメージした花火や、同市を舞台にした小説「千歳くんはラムネ瓶のなか」とコラボレーションしたビー玉やリボン形の花火が次々と夜空を彩った。
終盤は、70回の節目を祝う7色70連発の迫力の演出で、浴衣姿のカップルや家族連れを鮮やかに照らした。フィナーレは黄金の「錦冠菊(にしきかむろぎく)」。光の大輪が広がると河川敷に歓声が上がった。