芝刈りをすることで健康になり、長生きもできるという可能性が出てきた。新たな研究によると、普段身体を動かさない人たちに1日11分、芝刈り作業をさせるだけで、10%の確率で早期死亡を防ぐ効果があるという結果が出た。
英ケンブリッジ大学の研究チームによると、推奨される量の半分となる毎週75分、適度な運動をするだけで、早期死亡、心臓病、がんのリスクを減少させる効果があるという。
同大学は合計3000万人の成人を対象にした196の研究論文を分析。運動をすればするほど、早期死亡や病気のリスクが下がることが分かった。
ちなみにイギリスのNHS(国民保健サービス)は週に最低2時間半の運動を推奨しているものの、今回の研究で、運動時間が2時間半を超えても、さらなる効果があまりないことがわかった。
ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディシンに発表された同研究を指導した1人、ソレン・ブラギ氏はこう話す。「1週間に2.5時間の運動は気が進まないと感じる人々にとって、我々の研究は良い知らせとなったことでしょう」
(BANG Media International/よろず~ニュース)