遠藤航のリヴァプール加入後初インタビュー。「オファーをもらった時は驚いた」

写真:リヴァプール加入の喜びを語った遠藤航 ©Getty Images

第一報からおよそ40時間後には正式発表に至る、“スピード移籍”となった遠藤航のリヴァプール加入劇。クラブ公式HPでは、リヴァプール加入後初となるインタビューが公開されている。

ーーリヴァプールへようこそ。今、どんな気持ちですか?
「とてもうれしいですし、リヴァプールというビッグクラブに加わることができて興奮しています」

ーー正式にリヴァプールの選手になったという実感はまだありませんか?
「私の夢でしたから、素晴らしい気分です。プレミアリーグで、そして世界最大のクラブの一つでプレーすることはいつでも私の夢でした。夢がかないました」

ーーここ数日がどんなものだったか教えてください。
「とても忙しかった! この移籍をほぼ24時間以内に決める必要がありましたから。家族に別れを告げてここへ飛んできて、メディカルチェックを受けて、今このインタビューを受けているところです」

ーーここに来るのが夢だと話していましたが、日本で育った頃にリヴァプールのことをよく見ていたんですか?
「もちろん。子供の頃、父と一緒によくプレミアリーグの試合を見ていました。スティーヴン・ジェラードが好きで、彼のプレーをよく見ていましたね。リヴァプールの試合はよく見ていました」

ーー日本の家族や友人の反応はどうでしたか?
「両親にはまだメッセージを送っていませんが、きっと喜んでくれていると思います」

ーーリヴァプールでのこのチャンスをどう生かそうと考えていますか?
「実際、オファーをもらった時は少し驚きました。『まだビッグクラブに移籍するチャンスがあるのか?』と。とてもエキサイティングな瞬間でしたし、まさに夢がかなった瞬間でした」

ーーリヴァプールの選手として、アンフィールドでプレーすることを想像したことはありますか? アンフィールドを訪れたことはありますか?
「アンフィールドでプレーするのは初めてのことです。アンフィールドのリヴァプールサポーターの前でプレーするが待ち切れません」

ーーあなたがどんなタイプの選手なのかを教えてもらえますか?
「私は“6番”としてプレーしていて、やや守備的な選手という感じです。このクラブを守備面で助けることができると思いますし、中央でいい組織を作ることができると思っています。それが私の役割です」

−−あなたがタックルを得意としているのは知っていますが、監督のプランにうまくフィットすると思いますか?
「そうですね。DF陣といいコミュニケーションを取ろうとしていますし、常に相手の立ち位置を把握して、彼らを捕まえようと思っています。それが私の仕事だと思っています」

ーーすでにユルゲン・クロップとは会っていますよね? この移籍を決断する上で、彼の存在は大きかったですか?
「彼と一緒に仕事ができることがうれしいです。私がフットボーラーになった時、彼が指揮していたドルトムントの試合をよく見ていましたから。クロップ監督と、香川真司選手がいた頃です。私の元チームメイトたちも喜んでくれていると思います」

ーーあなたはシュトゥットガルト、そして日本代表のキャプテンを務めてきました。そのリーダーシップと経験をリヴァプールで発揮し、チームを助けたいと思っていますか?
「そう願っています。私は多くを語りませんが、ピッチで自分が何をすべきか、チームのために何をすべきかを常に示していると思っています。そのことをいつも考えています。代表チームでも、シュトゥットガルトでもそうしてきましたから、リヴァプールでもそうしたいと思っています」

ーーワールドクラスの選手たちとプレーするのが楽しみですか?
「まだ数人の選手にしか会っていませんが、皆と会うのが楽しみですし、もちろん彼らのようなビッグプレーヤーと一緒にプレーするのが楽しみです」

ーーナサニエル・フィリップスとはシュトゥットガルトで一緒でしたよね?
「そうですね。一緒にプレーしましたし、ドイツ語のレッスンも一緒に受けました。ここに来る前に彼にメッセージを送ったんです。このクラブに早くなじむための助けになってくれると思います」

ーーリヴァプールでプレーする日本人選手は、南野拓実選手に続いて2人目ですね。彼はリヴァプールについて何か話してくれましたか?
「はい。『おめでとう』とメッセージを送ってくれました。リヴァプールについて教えてほしいと伝え、会話をしました」

ーーリヴァプールで背番号3のシャツを手にしました。シュトゥットガルトでも身につけていましたね。何か特別な意味があるんですか?
「3番は私の番号なんです。シュトゥットガルトでも日本でも身につけていましたからね。ここで背番号3を背負ってプレーするのが楽しみです」

ーーここリヴァプールで何を成し遂げたいですか?
「プレミアリーグのチャンピオンになりたい。今シーズンはヨーロッパリーグも戦うことになりますが、タイトルを取ることが私たちの仕事だと思いますし、それを達成したいですね」

ーー最後に、このインタビューを読んでいるファンにメッセージをお願いします。
「このクラブに加入できてとてもうれしいです。アンフィールドで皆さんにお会いするのを楽しみにしています!」

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