前明石市長の泉房穂氏が首相官邸の〝ワンオペ育児投稿〟に苦言「子育てを本当にやったことがあるのか」

兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏が18日夜、X(旧ツイッター)を更新。首相官邸の公式アカウント(@kantei)が17日にポスト(投稿)した「育児」に関するメッセージを引用し、「子育てを本当にやったことがあるのだろうか」と疑問を呈した。

首相官邸は「『ワンオペ育児 もう限界…』 このようなお悩みはありませんか?育休や時短勤務などを取りやすく。『共育て』を応援します。 これも?これも!『こども未来戦略方針』」と公式アカウントでXにポストした。

それに対し、泉氏は「『首相官邸』の仕事は、こんな〝やってるフリ〟だけの『公式ツイート』をすることではなく、〝本気〟で対策を具体化することだ」と指摘。「異次元の対策と言いながら、中身の薄い『戦略方針』。もっと真面目に政治をやっていただきたいと切に願う。首相官邸の方々は、子育てを本当にやったことがあるのだろうか…」と苦言を呈した。

泉氏は、同日、この投稿に先立って、岸田文雄首相が座長となる政府の「こども未来戦略会議」で「次元の異なる少子化対策」の方針を打ち出していることについて投稿。同氏は「異次元の少子化対策というのなら『子育て費用の負担軽減』ぐらいはすぐに実施したらいいと思う。まずは『(1)子どもの医療費、(2)保育料、(3)給食費の無償化』を実施することをオススメしたい。岸田総理にとっても、支持率低下を反転できるかどうかの〝ラストチャンス〟では…」と提言していた。

首相官邸の投稿に対しては、「みんな限界なんです」「ワンオペを生む単独親権を廃止してから言うこと」「家計に余裕が出ない限り、根本的な解決は不可能」「ガソリン代、もう限界です」といった声がリプ欄に相次いだ。

(よろず~ニュース編集部)

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