【速報】松山英樹が背中痛で棄権 10年連続最終戦進出ならず「怖さ持っていた」

スタート前の練習で苦悶の表情を浮かべる松山英樹(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 2日目(18日)◇オリンピアフィールズCC(イリノイ州)◇7366yd(パー70)

初日を30位で終えた松山英樹が、第2ラウンド開始前に背中痛のため棄権した。フェデックスカップランキングは47位で、今大会終了時の上位30位が出場する次週のプレーオフ最終戦「ツアー選手権」への10年連続出場を逃した。

コースを去る際に「無理をすればできたかもしれないけど、結果は望めなかったですし。無理して(痛みを)長引かせたこともあるので、その怖さも持っていたので」と言葉を残した。

松山はPGAツアー(米国男子ツアー)に本格参戦した2014年から昨季まで9年連続で最終戦に出場。21年に途絶えたダスティン・ジョンソンの13年連続に次いで歴代単独2位の記録、現役選手としては最長記録となっていたが、10年の大台に乗ることは叶わなかった。

米ツアー8勝。昨季までの9シーズンで1回を除きレギュラーシーズン終了時点で最終戦進出の条件であるランク30位以内に入ってプレーオフシリーズに進出。13-14年シーズン、15-16シーズンは各1勝、16-17年シーズン3勝を上げ、その3シーズンで優勝はなかったが、着実に成績を残してポイントを積み上げた。

20-21年シーズンは「マスターズ」優勝を果たしてランキング14位でプレーオフシリーズ入り。2勝を挙げた昨シーズンは8位でプレーオフ進出を果たした。

最終的なフェデックスカップランキングは、16-17年シーズンの8位が最高位。PGAツアーは次週「ツアー選手権」でプレーオフシリーズを締めくくり、9月14日開幕の「フォーティネット選手権」から「フェデックスカップフォール」(フェデックスカップランキング51位以下の選手が、来季の出場優先順位を上げることを主な目的としたシリーズ)に突入する。(イリノイ州オリンピアフィールズ/谷口愛純)

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