全国高校野球 茨城の土浦日大4強狙う 19日、八戸学院光星戦 相手投手の対策練る

打撃練習前に円陣を組んで話す土浦日大ナイン=鳴尾浜臨海公園野球場

全国高校野球選手権大会第12日は19日、甲子園球場で準々決勝が行われ、4強が出そろう。茨城県代表の土浦日大は第2試合(午前10時35分開始予定)で八戸学院光星(青森)と激突する。土浦日大としては初の準々決勝で、茨城県勢としては2003年に全国制覇を果たした常総学院以来、20年ぶり5回目の4強入りが懸かる。

土浦日大は投打で爆発的な個の力を備える八戸学院光星にどう立ち向かうか。相手投手陣は2年生左腕2人が軸。ともに140キロ後半の速球が武器で、中でもエースの洗平(あらいだい)比呂は初戦のノースアジア大明桜(秋田)相手に4安打完封勝利を収めている。

土浦日大はこの日、打撃練習の前に丸林直樹コーチ(46)を中心に主力陣が円陣を組み、じっくりと対策を練った。「内か外かで狙い球をはっきりと」と塚原歩生真主将(3年)は振り負けぬようにスイングを重ねた。

また、八戸学院光星は青森大会6本塁打と打撃陣も猛烈で、主軸の中沢恒貴主将(同)はU18日本代表候補にも上がる。対戦に燃えるのは前回、先発マウンドを託されながらも初回途中で降板した小森勇凜(同)。「気持ちをリセットして、今度は自分がチームに貢献する」と語気を強めた。

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