「天平たなばた祭り」が開幕 古代衣装で光の行列

夜の平城宮跡を幻想的な光で彩った天平七夕行列=18日、奈良市の平城宮跡朱雀門ひろば

 平城京天平祭2023夏「天平たなばた祭り」(平城宮跡にぎわいづくり実行委員会など主催)が18日、奈良市の平城宮跡朱雀門ひろばで始まった。20日まで。

 初日は午後7時から、光のアート「ミラーボーラー」が点灯し「天平七夕行列」を実施。七夕をテーマにした光の行列で、電飾を付けた古代衣装に身を包んだ人々がいざない館から出発。朱雀門へ向けて幻想的な音楽と光の中を練り歩いた。朱雀門前の特設舞台では能楽の公演が行われた。天平行列と能楽公演(要事前申し込み)は、20日にも行われる。

 会場では、夜市、かき氷祭、子ども縁日、天平ビアガーデンなどを実施するほか、きょう19日午後5時からは献上氷や乞巧奠(きこうでん)など古代行事の再現、龍谷大学の杉山洋教授と福本愛菜さんのトークショーを開催する。

 午後4時〜同9時。入場無料。荒天中止。

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