富山県黒部市宇奈月温泉の夏の風物詩「峡谷花火響宴」が18日行われ、温泉の開湯100周年を記念して街周辺の3カ所から打ち上げられた計3500発が、節目に沸く温泉街をさらに盛り上げた。
峡谷花火響宴実行委員会(石田唯一委員長)が毎年開いている。午後8時半にメイン会場の宇奈月温泉スキー場と、温泉街の北側、西側の計3カ所で打ち上げを開始。初めて音楽花火も実施し、音楽に合わせてリズム良く花火が上がった。観光客や住民は、街を取り囲むような3方向からの光のショーを堪能した。
温泉街中心部では踊りのイベントが開かれ、地域に伝わる踊り「宇奈月温泉小唄」などのステージがあった。イベントの実施はコロナ禍前の2019年以来。峡谷花火響宴は北日本新聞社など共催。