スマホ依存は自分で治せる!?おすすめしたいデジタルデトックスとは【図解 依存症の話】

睡眠の質が向上し心身の不調も改善

スマホ依存や脳疲労のデメリットに気付きさえすれば、自分で解消することもできます。 スマホやパソコンなどに触れない日や時間をつくって、意識的にデジタル機器から距離を置く「デジタルデトックス」がおすすめです。ポイントは、いきなり完全にシャットアウトするのではなく、普段のライフスタイルに取り入れられる範囲からトライすること。最初はスマホを手の届きにくいところに置くだけでもOK。「就寝2時間前になったら電源を切る」といったルールを決め、電源をオフにするのも効果的です。慣れてきたら、休日はスマホを持たずに外出してみましょう。初めは不安や不便を感じると思いますが、四六時中手元になくても、工夫次第で何とでもなることに気付くはずです。

デジタルデトックスを続けていると、ブルーライトを浴びる時間が減るため、寝付きや睡眠の質がよくなり、疲れやすい、朝から体が重いということも少なくなります。また、ネガティブ情報の多いネットニュースや、他人と比較してしまいがちなSNSの影響も少なくなるので、メンタル面も安定するでしょう。さらに、スマホを眺めながら知らぬ間に浪費していた膨大な時間で、旅行やアウトドアを楽しむ、本当にやりたいことに挑戦するといった有意義な時間を過ごせるようになります。

ネットとの距離を上手にとろう!

時間があるとつい見続けてしまうスマホやパソコン。依存や脳疲労を解消するためには 「デジタルデトックス」が効果的です。

デジタルデトックスのやり方

デジタル機器を持たずに外出する
時間を決めて電源をオフ
手の届きにくい場所に置く

短い時間から始めて少しずつ長くしていこう

最初は短時間からでOK。自分のライフスタイルに合わせて意識的にスマホやパソコンから離れる時間を増やしましょう。慣れてくると、デジタルデトックスの効果を感じるようになります。

デジタルデトックスのすごい効果

続けているとデジタルデトックス効果を実感。長引く体調やメンタルの不調、いつも時間に追われているのは、スマホが原因かもしれません。

睡眠の質が上がり疲れがとれる

寝付きがよくなり睡眠の質が上がる。疲れやすさや慢性的な疲労も改善される。

ストレスが減って安心感が増す

どうでもいいネットニュースやSNSから解放されて心が軽くなり、考え方もポジティブに。

自由に使える時間が増え新しい発見がある

スマホやネットで浪費していた時間を取り戻し、本当にしたいことに使えるようになる。

出典:『短時間でしっかりわかる 図解 依存症の話』大石 雅之

【書誌情報】
『短時間でしっかりわかる 図解 依存症の話』
大石 雅之 著

特定の物質や行動をやめたくてもやめられない病の「依存症」。スマートフォンの普及や時代の変化にともない、依存症の種類も多様化しました。「スマホ依存」「ゲーム障害」などの言葉は、テレビやインターネットのニュースで目にする機会も増え、社会問題として注目されています。依存症は一度症状が出てしまうと完治が難しい病気です。本書はその依存症について具体例を交えながら、依存する人としない人の違いや依存症の進行の仕方、依存症が起こるメカニズムなどを、メンタルマネジメントや環境、生活習慣の観点から図解でわかりやすく解説。

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