世界中の昆虫標本が勢ぞろい 陸前高田市立博物館、31日まで

国内外の昆虫標本が並ぶ展示会場

 陸前高田市高田町の市立博物館(松坂泰盛館長)は、国内外の昆虫標本などを紹介する「世界の昆虫展」を開いている。昆虫をモチーフとし、子どもたちの人気を集める戦隊ヒーローとのコラボレーション展示も用意し、多くの来館を呼びかけている。

 日本と世界のチョウやトンボなどの標本664種、1311点を比較できるよう並べて展示。絶滅の恐れがある日本固有種ハマベゾウムシの仲間や、鮮やかな色彩で普段目にする機会が少ないトリバネアゲハ、モルフォチョウ、ミイロタテハの「世界三大美蝶(びちょう)」などが来館者の注目を集める。

 スーパー戦隊シリーズ「王様戦隊キングオージャー」とのコラボ展示は、クワガタムシなどヒーロー側のモチーフになっている昆虫と、カメムシなど敵キャラクターのモデルに分けて紹介している。

 31日まで。入館無料。午前9時~午後5時で月曜休館。問い合わせは同館(0192.54.4224)へ。

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