桃太郎まつり開幕 県都に熱気 うらじゃおどりやステージ催し

青空の下、息の合ったパフォーマンスを披露する踊り手たち=岡山市北区幸町、下石井公園

 岡山市中心部を舞台とする「第23回おかやま桃太郎まつり」が19日、2日間の日程で開幕した。新型コロナウイルスの5類移行を受け、演舞場をはじめ各会場では入場制限を撤廃。桃太郎伝説の鬼神・温羅(うら)にちなんだ「うらじゃおどり」、親子向けステージイベント「ファミリーフェスタ」で知られる真夏の祭典はコロナ禍に伴う中止や規模縮小を経て4年ぶりに完全復活した。

【写真館】桃太郎まつり

 うらじゃおどりには昨年を17団体上回る69の踊り連約2800人が登場。演舞場の下石井公園(岡山市北区幸町)やイオンモール岡山(同下石井)では鮮やかな衣装とメークの「鬼」たちが圧巻のパフォーマンスを披露し、詰めかけた観衆を引き込んだ。

 コロナ禍で2020、21年と2年連続で中止を余儀なくされた桃太郎まつり。今年は再開した22年に各会場で設けた入場制限を取り払い、検温や手指消毒を含めたコロナ対策を全て廃止した。ファミリーフェスタ会場となった山陽新聞社さん太広場(同柳町)でも子どもたちは肩を並べて幾重にも陣取り、ウルトラマンショーに声援を送った。

 最終日の20日は市役所筋約550メートル区間を車両通行止めにし、午後3時から各踊り連によるうらじゃパレードを開催。夜からは観衆とともに総おどりでクライマックスを迎える。

 岡山県、岡山市、岡山市連合町内会、岡山商工会議所、岡山青年会議所、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社、RSK山陽放送、岡山放送、テレビせとうちでつくる運営委員会の主催。

ウルトラマンブレーザーのショーに子どもたちが歓声を上げたファミリーフェスタ=山陽新聞社さん太広場

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