大谷メジャー最多タイ43号満塁弾 エンゼルスは延長の末に敗れる

【レイズ9-6エンゼルス】延長10回タイブレーク@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは2回裏に大谷翔平の43号グランドスラムで勝ち越したものの、投手陣が踏ん張れず、6対6の同点に。9回表は球団史上7度目のトリプルプレーでピンチを切り抜けたが、延長タイブレークの末に敗れ、今季ワーストタイの借金3となった。レイズ6番手のピート・フェアバンクスが今季初勝利(4敗)、7番手のアンドリュー・キトレッジが今季初セーブをマーク。エンゼルス6番手のカルロス・エステベスはトリプルプレーで9回表を無失点に抑えたものの、10回表に勝ち越しを許し、4敗目(5勝)を喫した。

1回表にアイザック・パレイデスのタイムリー二塁打で先制されたエンゼルスは、直後の1回裏にマイク・ムスタカスのタイムリー二塁打で追いつき、2回裏には二死満塁のチャンスで大谷がライトへの43号勝ち越しグランドスラム。4点のリードを奪い、試合を優位に進めるかと思われた。ところが、先発のタイラー・アンダーソンが踏ん張れず、4回表に3点を返されて1点差に。5回表には2番手のホセ・ソリアーノがハロルド・ラミレスにタイムリー二塁打を浴び、5対5の同点に追いつかれた。

7回表に勝ち越されたあと、7回裏にブランドン・ドルーリーのタイムリー二塁打で追いついたが、9回表にエステベスが無死1・3塁の大ピンチに。しかし、エンゼルスはこのピンチをトリプルプレーで切り抜け、試合は延長タイブレークに突入。10回表にルーク・レイリーのタイムリーなどで3点を勝ち越したレイズが9対6で勝利した。なお、「1番・一塁」でスタメン起用されたエンゼルスのノーラン・シャニュエル(2023年ドラフト1巡目指名)は1安打1打点2得点の活躍。両親の前でメジャー初安打を記録するなど、デビュー戦で存在感を発揮した。

大谷は「2番・DH」でスタメン出場し、初回の第1打席でファースト強襲の内野安打を放つと、2回裏二死満塁で回ってきた第2打席では43号勝ち越しグランドスラム。キャリア2本目の満塁アーチとなった。その後は3打席連続で空振り三振に倒れ、5打数2安打4打点。連続試合安打を3に伸ばし、今季の打撃成績は打率.308、出塁率.407、OPS1.075となっている。

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