2023-24シーズンが開幕するセリエA。鎌田大地がラツィオに加入したことで、日本での注目度も再び高まるはずだ。
ここでは、『Transfermarkt』による市場価値が最も高いセリエA選手を見てみよう。
5位 ニコロー・バレッラ
市場価値7500万ユーロ(118億円)
インテル23番、26歳、イタリア代表MF
昨季52試合9ゴール10アシスト
インテルとイタリア代表の中盤でエネルギッシュにプレーするMF。
アグレッシブにボールを奪いつつ、攻撃面でも貢献するBox to Boxタイプ。
小柄だが、運動量や技術だけなく、リーダーシップもあり、セットプレーも地味にうまい。
愛犬にレブロンと名付けるなどバスケットボールが好き。インテルでは好きな18番をクワドウォ・アサモアがつけていたため、レブロン・ジェームズもつけた23番を選んだ。
3位タイ クヴィチャ・クヴァラツェリア
市場価値8500万ユーロ(134億円)
ナポリ77番、22歳、ジョージア代表FW
昨季全43試合で14ゴール17アシスト
昨季1989–90シーズン以来となるスクデット獲得を獲得したナポリで大暴れしたドリブラー。
昨夏に加入した当初はほぼ無名の存在だったが、スピードと切れ味鋭い突破を武器に瞬く間にブレイク。
CLではリヴァプールDFトレント・アレクサンダー=アーノルドを裏街道でぶっこ抜くなどズタズタにした。
珍しい名前もあいまって特大のインパクトを放ち、セリエAの年間MVPも受賞。
ちなみに、背番号が77番なのは、クリスティアーノ・ロナウドへの憧れから。本当は7番がよかったが、すでに空いていなかったので77にしたとのこと。ソックスが短いのも特徴だ。
3位タイ ラウタロ・マルティネス
市場価値8500万ユーロ(134億円)
インテル10番、25歳、アルゼンチン代表FW
昨季全57試合で28ゴール11アシスト
上背はないものの、アグレッシブに躍動するストライカー。身体能力と得点能力だけでなく、献身性も持ち合わせる。
元選手だった父親はサイドバックで、幼い頃のラウタロもリベロとしてプレーするのが好きだったそう。その後、スピードを評価したコーチがウィングにコンバートし、ラシンでセンターフォワードになった。
左手首にはニックネームでもある牡牛のタトゥーがあるほか、他にもバラやロザリオ、兄弟の名前なども彫っている。
2位 ラファエウ・レオン
市場価値9000万ユーロ(142億円)
ミラン10番、24歳、ポルトガル代表FW
昨季全48試合で16ゴール15アシスト
190cm近い長身ながらスピードとテクニックを兼ね備える大型アタッカー。
ミランが優勝した2021-22シーズンにはリーグ年間MVPも受賞した。あのズラタン・イブラヒモヴィッチも認めるほどのポテンシャルを持つ。
今季からミランでの背番号を17番から10番に変更した。
1位 ヴィクトル・オシメン
市場価値1.2億ユーロ(190億円)
ナポリ9番、24歳、ナイジェリア代表FW
昨季全39試合で31ゴール5アシスト
クヴァラツェリアとともにナポリの攻撃を牽引した快足ストライカー。
無慈悲なスピードと決定力を兼ね備えたクリスティアーノ・ロナウドのような強烈なタイプで、26ゴールを叩き出しセリエA得点王に輝いた。
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2021年11月のインテル戦で顔面を複数箇所骨折する重傷を負ったが、そこから復活。顔に6枚のプレートと18本のネジを埋め込んでいたため、フェイスガードがトレードマークに。
日本では、オシムヘンとも表記されるが、本人の発音は「オシメ(ン)」。