セクハラ被害のDJ SODA 本人側とフェス主催社が共同声明 誹謗中傷、差別的発言にも法的措置示唆

韓国出身の人気DJ・DJ SODA(ソダ、35)が、13日に大阪府泉南市で行われた音楽フェス「MUSIC CIRCUS‘23」出演時に、観客の男女数人に胸をつかまれるなどの痴漢被害に遭ったとSNSなどで訴えている騒動で、フェスを主催したTryHard Japan(大阪市)とDJ SODAの所属事務所が19日、共同で声明を発表した。

声明では「まず、この事件での行為が性暴力、性犯罪であり、断じて許すわけにはいかないことを改めて確認し、犯罪行為を行った犯人を特定し、損害賠償請求や刑事告訴など、民事及び刑事の法的措置を取っていきます」と、強い姿勢で臨むとした。

今後の対応として「ただ、DJ SODAは、今後も海外活動を展開していく必要があるため、本日付で、この事件に関する民事及び刑事の法的措置の一切について、株式会社TryHard Japanに処理を委ねることとなりました」「この事件の刑事告発の準備を進めています」とし、フェスの主催社が所轄署に刑事告発することを改めて宣言した。

ネット上で、DJ SODAに対する誹謗中傷や国籍に対する差別的発言が相次いでいるとして「DJ SODAの権利保護のため、流布者のアカウントをモニタリングおよび追跡中であり、場合によっては厳重な法的対応をします」と警告した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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