ベラルディのユベントス移籍が消滅…サッスオーロ幹部が明言 「個人間で合意もオファーは来なかった」

[写真:Getty Images]

サッスオーロのイタリア代表FWドメニコ・ベラルディ(29)はユベントス移籍の可能性が消滅した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

言わずと知れたサッスオーロの看板選手ベラルディ。緑黒以外のユニフォーム以外に袖を通したことがないイタリア屈指のアタッカーはクラブ通算352試合に出場し、133ゴール91アシストという数字を誇るなか、20代最後の1年にユベントスへ移籍するのではないかと囁かれていた。

しかし、この可能性は消滅した模様。サッスオーロの最高経営責任者(CEO)を務めるジョバンニ・カルヴァネーリ氏が18日、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューでユベントスとの交渉が不調に終わったと明言している。

「ユーベと交渉していたのは確かだ。ただ、交渉には常に原則というものがあり、我々はクリスティアーノ・ジュントリに『8月17日』という期限を与えた。ベラルディを放出するのなら、我々にも後釜を探す時間が必要だからね」

「しかし、17日までにユーベから正式なオファーは来なかった。これは議論の終了を意味する。ベラルディはユーベと個人間で合意し、我々もこれを受け入れた上でチーム練習を離れさせ、そして14日のコッパ・イタリア1回戦も欠場させていた。20日のアタランタ戦(セリエA第1節)も調整不足でおそらく出ないだろう」

「だが、ベラルディは100%ここに留まることとなる」

ユベントスのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるジュントリ氏が最終的にはベラルディの獲得に動かなかったとしたカルヴァネーリ氏。ベラルディがサッスオーロひと筋のバンディエラとなる可能性がまた一歩拡大した格好だ。

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