1位は174億円!開幕のブンデスリーガ、いま最もすごい世界的スター6人

2023-24シーズンが開幕したブンデスリーガ。ここでは、Transfermarktによる市場価値が最も高いブンデス選手を見てみよう。

5位タイ マタイス・デリフト

市場価値7500万ユーロ(119億円)

バイエルン4番、24歳、オランダ代表DF

昨季43試合で3ゴール1アシスト

17歳と225日でオランダ代表デビューを果たした若きディフェンダーリーダー。

体格だけに頼らないクレバーな守備で相手を抑えこむ能力を持ち、あのキリアン・エムバペを1vs1で封殺したこともある。

アヤックスらしい足元も兼ね備えたモダンなCBとして17歳でプロデビューすると、瞬く間に代表にもデビュー。その後、アヤックスでは19歳にしてキャプテンに就任した。

冨安健洋と同じように将来を見越して、若手時代はDFではなくMFとして起用されている。当時はアンドレア・ピルロばりのパサーだったとか。

アヤックスからユヴェントスに移籍する前には代表戦で対戦したクリスティアーノ・ロナウドから“勧誘”されたことも話題になった。

5位タイ ヨシュア・キミッヒ

市場価値7500万ユーロ(119億円)

バイエルン6番、28歳、ドイツ代表MF

昨季全47試合で7ゴール11アシスト

ドイツ代表とバイエルンで絶対的な主力に君臨するMF。必殺のピンポイントパスは必見だ。

卓越したサッカーIQを誇り、あのジョゼップ・グアルディオラ監督が「ほぼ私の息子」と表現したほど。

また、ジョゼ・モウリーニョ監督からも「右サイドバック、左サイドバック、センターバック、6番、8番、10番(の全ポジション)で素晴らしい。監督が欲しがる全ての資質を持っている。サッカーについての非常に素晴らしい思考力がある。絶対的な超人選手であり、世界最高のひとり」と大絶賛している。

守備的MF、CB、SBで高水準のプレーを見せてきたが、本人的には「試合に勝てるなら、ポジションはどこでもいい」そう。

4位 ランダル・コロ・ムアニ

市場価値8000万ユーロ(127億円)

フランクフルト9番、24歳、フランス代表FW

昨季46試合で23ゴール17アシスト

昨季のブンデスリーガで最も成長したストライカーは彼だろう。

ナントとの契約満了後、移籍金0円でフランクフルトに加入するとゴールを量産。もともとフィジカルなどポテンシャルは高かったが、ドイツで飛躍的な成長を見せた。

『The Athletic』によれば、フランクフルトは獲得前にスカウト部門が入念を視察を行ったほか、ピッチ内外の行動やSNSでの発言まで入念に分析したそう。そのうえで、本人に長所(ドリブル、スピード、フィニッシュ)と短所(戦術理解、ワークレート)を率直に伝えたうえで、成長への道筋を示し、説得したとのこと。

昨年末のワールドカップで代替メンバーとして緊急招集されると、準決勝でゴールを奪取。ただ、アルゼンチンとの決勝では決定的なシュートを阻止される悲劇も味わった。

なお、生まれた地域はキリアン・エムバペと同じパリのボンディ。

3位 フロリアン・ヴィッツ

市場価値8500万ユーロ(134億円)

レヴァークーゼン背番号10、20歳、ドイツ代表MF

昨季全25試合で4ゴール8アシスト

卓越した攻撃センスとインテリジェンスを持つ神童。狭いスペースを苦にしないテクニックを持ち、チャンスメイカーにもフィニッシャーにもなれる。

レヴァークーゼン史上最年少の17歳と15日でデビューすると、バイエルン相手に当時の史上最年少ゴール記録(17歳と34日)も樹立。まだ学生だったために、学校のテストでELを欠場したことも話題になった。

18歳で代表デビューしており、昨年末のワールドカップでもメンバー入りが確実視されていたが、前十字靭帯断裂の重傷を負ったことで無念の欠場を余儀なくされた。

リオネル・メッシに憧れており、大のバルセロナファンだったことを公言。なお、今季から背番号を27から10に変更した。

2位 ハリー・ケイン

市場価値9000万ユーロ(142億円)

バイエルン背番号9、30歳、イングランド代表FW

昨季全49試合で32ゴール5アシスト(トッテナム)

イングランド代表とトッテナムの歴代最多得点記録保持者になるなど欧州最高峰のストライカーとして活躍してきた。また、キャプテンを託される人格者でもある。

ただ、ビッグタイトルの経験はなく、30歳にしてついにスパーズを離れることを決断。プレミアリーグの通算得点記録も歴代2位となっていたが、国外に新天地を求めた。

移籍金は30歳の選手としては破格の1億ユーロ(158億円)。この金額からも彼のすごさが分かる。

本人は新しいリーグに慣れるまで時間がかかるかもしれないとしつつ、違うリーグや文化を経験しなかったことを後悔しながら引退したくないとして移籍を決めたと話している。

1位 ジャマール・ムシアラ

市場価値1.1億ユーロ(174億円)

バイエルン背番号42、20歳、ドイツ代表MF

昨季全47試合で16ゴール16アシスト

数々の最年少記録を塗り替えてきた神童だ。17歳と205日でバイエルンのブンデスリーガ最年少ゴール、18歳227日でドイツ代表史上2番目の最年少ゴールを決めた。

ドイツ生まれながら、7歳で渡英するとチェルシーのアカデミーに8年所属。当時はイングランドのユース代表として、ジュード・ベリンガムらとともにプレーした。

その後、2021年にムシアラはドイツ代表に鞍替え。イングランド代表のギャレス・サウスゲイト監督は「我々がどれほど彼を気に入っていたか、どれほど引き留めようとしたか知っているだろう、。残念だよ。本当に特別な才能がある」と悔しがった。

【関連記事】日本人で一番「給料」を貰っている選手は誰だ!ブンデスリーガ編

184cmと上背があるののの、体格は華奢。ただ、独特のリズムを持つドリブルは相手にとって厄介極まりない。

昨年末のワールドカップでは日本代表と対戦。対峙した日本選手たちは「ボールを獲れない」とそのプレーに衝撃を受けていた。

© 株式会社ファッションニュース通信社