好調の津田拓也がヤマハの牙城を崩し2016年以来のポール獲得/2023全日本ロード第5戦もてぎ2&4 JSB1000予選

 8月19日、モビリティリゾートもてぎで開催されたMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦もてぎ2&4。2輪と4輪の合同開催で2輪はJSB1000クラスのみ。鈴鹿8耐の激闘から2週間後、JSBライダーたちがもてぎに集結した。

 立秋を過ぎたとはいえ、まだまだ夏真っ盛り。予選が行われた土曜日は朝から雲が出ていたものの気温、湿度共に上昇。ライダーたちは「鈴鹿8耐よりも暑い」と汗だくになりながら、午後1時50分から40分間の予選タイムアタックを行った。

 天気予報は天候急変の可能性を伝えていた。予選セッション開始時、上空は暑い雲に覆われていた。開始5分ほどが経過した時点で1分49秒前半にタイムを入れていたのが岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)と津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)。セッション中盤に津田が1分48秒867と真っ先に1分48秒台をマーク。

津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)/2023全日本ロード第5戦もてぎ JSB1000 予選

 残り10分を切ったところで中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が1分48秒915を出して2番手に浮上。岡本も1分49秒127と自己タイムを更新。さらに水野涼(Astemo HondaDream SI Racing)がラスト5分で1分49秒245と自身のタイムを更新して4番手に浮上した。

中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/2023全日本ロード第5戦もてぎ JSB1000 予選

 結局、1分48秒台をマークしたのは津田と中須賀のふたりだけ。そして、津田が2016年以来のポールポジション獲得となった。

 中須賀が2番手グリッド、岡本が3番手グリッドとフロントロウはスズキ1台とヤマハ2台。2列目は水野涼、亀井雄大(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)、岩田悟(Team ATJ)と並び、ホンダ2台とスズキ1台という予選上位だった。

水野涼(Astemo HondaDream SI Racing)/2023全日本ロード第5戦もてぎ JSB1000 予選
亀井雄大(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)/2023全日本ロード第5戦もてぎ JSB1000 予選

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