世界中で愛される『ホーンテッドマンション』と日本文化が融合 “怖くて可笑しい”浮世絵特別ビジュアル解禁

『ホーンテッドマンション』© 2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーが、ディズニーの人気アトラクション「ホーンテッドマンション」を実写映画化。ノン・ストップの驚きと興奮が押し寄せ、“恐怖”と“笑い”のハイブリッドを映画館で体験できる、超エンタメ・アトラクション・ムービー『ホーンテッドマンション』が、9月1日(金)より公開。

このたび、本作の世界観を日本版のゴースト(!?)ともいえる妖怪の様に描いた浮世絵特別ビジュアルと、特別映像が解禁となった。

この館は何かがおかしい

物語の舞台は999人のゴーストが住む館「ホーンテッドマンション」。新生活を始めるため医師である母親と9歳の息子は、ニューオーリンズの壮大だけどちょっと不気味な館に引っ越してくる。しかし、この館は何かがおかしい…。二人の想像をはるかに超える不可解なことが止まらない。この館の謎を解明するため、ゴーストを信じない心霊写真家・ベン(ラキース・スタンフィールド)、調子が良すぎる神父・ケント(オーウェン・ウィルソン)、何かと大げさな霊媒師・ハリエット(ティファニー・ハディッシュ)、幽霊屋敷オタクの歴史学者・ブルース(ダニー・デヴィート)の4人に助けを求めることに。だが、このエキスパートたちもワケアリのメンバー…。館に住む999人のゴーストたちと、仕掛けられた数々のトリック。不気味な体験を通して、メンバーたちは遂に館に隠された悲劇的な真実に気づき始めるのだった…。

ゴースト達による“怖くて可笑しい”世界感を表現

浮世絵特別ビジュアルを描いたのは、日本画家・浮世絵師として活躍する塩崎顕。これまで古来より伝えられてきている浮世絵の様式を、現代の感覚で再構築した作品を数多く発表している塩崎は、歌川派、北斎などの浮世絵師たちの世界観をベースにした伝統的な作風から、「スター・ウォーズ」など現代のキャラクターとのコラボレーション作品まで、幅広いテーマを手掛け注目を集めている画家のひとりだ。

そんな塩崎によって描かれた特別ビジュアル【九九九幽霊夜行(きゅうひゃくきゅうじゅうきゅうゆうれいやこう)】は、999人のゴースト達が住む館「ホーンテッドマンション」の世界観を、妖怪なども度々描かれてきた浮世絵のタッチで表現された一作。

今にもゴースト達のうめき声が聞こえてくるようなこのビジュアルでは、夜な夜な鬼や妖怪が徘徊する「百鬼夜行」をモチーフとした、生々しくも、どこか可笑しさも漂うゴースト達の姿。さらに、江戸時代後期「奇想の絵師」とも呼ばれた浮世絵師・歌川国芳の代表作「相馬の古内裏」で知られる、巨大な骸骨を彷彿とさせる、頭上からのぞき込む巨大なハットボックス・ゴーストが目を引くビジュアルとなっており、彼らがこの作品でどんな世界へと誘ってくれるのか期待せずにはいられない。加えて、本作に登場する館の主・ギャビーとその息子トラヴィス、そしてゴースト達におびえているようにも見える、クセの強い4人の心霊エキスパート達のコミカルな様子も捉えられており、はたして彼らがゴーストだらけの館の謎を解明することが出来るのか、ますます注目だ。

特別映像では、ゴースト達をはじめ、今回の浮世絵ビジュアルで描かれているキャラクター達に動きが加えられ、 “怖くて・可笑しい”ホーンテッドマンションの世界観をより味わえる映像に仕上がっている。

塩崎は、今回の作品について「歌川国芳の描いた名作『相馬の古内裏』に代表される、日本が誇る絵画様式『浮世絵』によって表現された独創的な幽霊や妖怪たち。人智を超えた摩訶不思議な存在でありながらも、どこかコミカルでユーモラスに描かれた浮世絵の世界観は日本人にはとても馴染みがあるものです。世界中で愛される『ホーンテッドマンション』に登場する多種多様な九九九体のゴースト達が織りなす奇想天外でクスリと笑える本作の世界観は、それら浮世絵と深く通じるものを感じました」と、“恐怖”と“笑い”がかけ合わせれた本作と、日本文化・浮世絵との意外なつながりについて触れ、「時代を超えた融合が生み出す、魅惑的でエンターテイメントに溢れる世界観をお楽しみください」とメッセージを寄せた。

『ホーンテッドマンション』は9月1日(金)より全国劇場にて公開

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