逆転Vにはバーディ発進が“マスト” 桑木志帆「1番で流れに乗る」

3打差逆転を目指す(撮影/大澤進二)

◇国内女子◇CAT Ladies 2日目(19日)◇大箱根CC(神奈川県)◇6638yd(パー72)◇晴れ(観衆2800人)

ツアー初優勝を目指す桑木志帆は1イーグル3バーディ、2ボギーの「69」でプレー。トップと3打差の通算7アンダー9位で最終日に臨む。

この日、悔やまれるのが雷雲接近による45分間の中断だった。再開後の15番(パー5)の3打目はグリーン奥ラフから。左足あがりのアプローチは7mにしか寄せられずボギーをたたいた。「中断中もアプローチのことを考えていてイメージもわいていたが、いざとなると難しかった。自分の中で嫌な感じがあった」と悔しい表情を見せた。

最終日はインコース攻略を(撮影/大澤進二)

前半アウトで5つ伸ばしたが、後半インで2つ落とした。「インの何が苦手かわからないが、あんまりバーディを獲れるイメージがわかない」。初日もアウトはバーディ3つに対して、インは1つのみだった。

父に吉報を届ける(撮影/大澤進二)

逆転での初Vを届けたい人がいる。2週前「北海道meijiカップ」2日目スタート前に会場で父・正利さんが脳梗塞で倒れて入院した。検査を経てすでに快方に向かっており、次週「ニトリレディス」(北海道・小樽CC)で予定している父の“復帰”に華を添えたい。

「1番ホールでバーディを獲れたら流れに乗れる。調子自体も悪くない。インコースで伸ばせるようにマネジメントをしっかりしていきたい」。3打差逆転へ力を込めた。(神奈川県箱根町/玉木充)

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