「子どもたちに医療への関心を」 済生会宇都宮病院で最新医療技術の体験会

 未来を担う子どもたちに最新の医療技術に触れてもらおうと宇都宮市の病院で19日、体験セミナーが開かれました。

 このセミナーは、子どもたちに医療への関心を高めてもらい将来の医師を育てようと、済生会宇都宮病院が開いているものです。

 新型コロナの影響で4年ぶりの開催となった今年(2023年)は、募集枠をはるかに超える応募があり、選考で県内の中学生、41人が参加しました。

 会場には救急救命やモニターを見ながら手術を行う内視鏡のトレーニング、患部などを縫い合わせる「縫合」の体験など6つのコーナーが設けられました。

 このうち最新の医療機器の体験コーナーでは、超音波の振動を利用して組織を切断する超音波メスを使い鶏肉を切っていきます。

 子どもたちは、実際に現場で働く医師からアドバイスを受けながら、真剣な表情で取り組んでいました。

 済生会宇都宮病院によりますと、中学生の時にこのセミナーを体験し、研修医として病院に戻ってきた受講生もいるということです。

© 株式会社とちぎテレビ