飲酒検知の拒否で男性を誤認逮捕 宮城県警、付近に車なく

宮城県警本部

 宮城県警は19日、道交法違反(飲酒検知拒否)の疑いで多賀城市の男性(67)を現行犯逮捕した後、誤認逮捕だったとして、同日中に釈放したと発表した。近くに車があるなど、確実に運転する恐れがあるとは言えない状況だと分かったためといい、県警の及川安智交通指導課長は「再発防止に努めたい」と話した。

 県警によると、多賀城市で塩釜署員2人がこの男性と別の住民のトラブルについて状況を確認中、男性が現場から軽自動車で立ち去った。男性が徒歩で戻った際に酒の臭いがしたため、呼気検査を求めたが応じなかった。同署は車の有無を確認せず、飲酒運転の恐れがあると誤認し、道交法違反の疑いで現行犯逮捕した。

© 一般社団法人共同通信社