「ピッチが広かった」と笑顔 横浜Mが東北の子ども招き前座試合、震災直後から支援続け

元日本代表の栗原勇蔵さんとボールを追う子どもたち=日産ス(木田 亜紀彦写す)

 横浜M―FC東京戦の前座試合として、東日本大震災の被災地の子どもたちを招いた「絆マッチ」が開かれた。横浜Mが震災直後から支援に携わる岩手県山田町と宮城県東松島市の児童が対戦。憧れのピッチで懸命に走り回る姿に、スタンドから温かい拍手が送られた。

 出場したのはFC山田ヴェルエーニと東松島FC。両市町の交流を深めるとともに、貴重な夏の思い出をつくってもらおうと企画した。

 試合はFC山田が5―3で制したが、勝敗は二の次。2ゴールを挙げたFC山田の主将石崎絢士(6年)は「ピッチが広かった。すごい思い出になったし、宮市選手のファンなので試合も楽しみ」と笑みを浮かべ、東松島FCの主将伊藤琉偉(同)も「お客さんの応援に驚いた。緊張してしまったけど、この経験をプレーに生かしていきたい」と目を輝かせていた。

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