4年ぶりにおはやし響く 世界遺産・日光山輪王寺で伝統の和楽踊り

夜の境内で披露された日光和楽踊り

 【日光】山内の世界遺産・日光山輪王寺で18日夜、「日光和楽踊りin日光山輪王寺」が開催された。境内に軽快なおはやしの音色と歌が響き、伝統の踊りが披露された。

 輪王寺と市民有志で組織する「みんなで和楽踊りの会」が主催。同会は100年以上の歴史がある日光和楽踊りを後世に伝えようと活動している。輪王寺での開催は、2016年に日光開山1250年を記念して始まった。近年は新型コロナウイルスの影響で中止となっており、4年ぶりの実施となった。

 踊りは、本堂「三仏堂」前で午後6時半にスタートした。会場には輪王寺の職員や地域住民らによる屋台が並び、境内は祭りムードとなった。観光客などが見守る中、浴衣姿の市民らが輪になって踊りを披露し、夏の夜を盛り上げた。

夜の境内で披露された日光和楽踊り

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