富山県魚津市の村木コミュニティセンター(旧村木小学校)に保存展示されている蒸気機関車「チャコ」が、8月で100歳を迎えた。村木地域振興会は19日、同センターでお祝いの会を開き、長年にわたって地域のシンボルとなってきたチャコに感謝を示した。
チャコは1923年ドイツ製で、38年から日本カーバイド工業魚津工場と国鉄魚津駅を結ぶ引き込み線で活躍。70年に村木小に寄贈されて以来、児童が毎年清掃するなど地域住民の間で親しまれてきた。
お祝いの会は、近くに住む大久保冨美子さん(102)を招き、辻󠄀竜輝君(よつば小5年)らが花やケーキをプレゼント。集まった住民らがチャコの前に並び、記念写真に納まった。
大久保さんは「蒸気機関車が走る姿は記憶に残っている。一緒に長寿を祝ってもらえてありがたい」と笑顔を見せた。