ハリソン・フォード、新種ヘビが自身の名前に因んで命名 過去には新種のアリ、クモで命名も

俳優ハリソン・フォード(81)が、新種ヘビに自身の名前に因んだ学名が付けられたことに、ユーモアを交えてコメントした。ペルーで発見された新種は、ハリソンの環境保護活動への貢献に敬意を表し、「タキメノイデス・ハリソンフォーディ」と命名された。

「インディ・ジョーンズ」シリーズで、ハリソンは生まれつき大のヘビ嫌いというインディ役を演じている。副会長を務める非営利団体コンサベーション・インターナショナルの声明で、「科学者たちは私にちなんで生き物の名前をつけ続けるが、いつも子供たちを怖がらせるものばかりだ」

「私には理解できない。余暇にはクロスステッチ刺繍をしている。夜が怖くないようにバジルの苗に子守唄を歌っているというのに」と、過去にも自身の名前を冠した新種アリやクモがあることに触れ、冗談を飛ばした。

さらに、こう続けた。「真面目な話、この発見には謙虚な気持ちになる。野生の世界について学ぶべきことはまだたくさんあること、そして人間は、途方もなく広大な生物圏のほんの一部であることを思い知らされる」「この惑星ではあらゆる運命が絡み合っており、今まさに100万種が忘却の淵に立たされている」「私たちには、自然との壊れた関係を修復し、生命を維持する場所を保護するという、実存的な使命がある」

成長すると16インチ(約40センチ)になるものの、人間に害はないとされている今回の新種ヘビは、ペルーとアメリカの研究者の共同研究の一環としてペルーのオティシ国立公園で発見された。プロジェクトの主任科学者エドガー・レアは「生物学者にとって、新種を記載し、その新種名を公表することは、生物多様性の危機における最も重要な活動のひとつです」「知られている生物だけが保護されるのです」と語った。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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