「恐竜科学博」 巨大翼竜「ケツァルコアトルス」

東京ミッドタウンで開催中の恐竜科学博から、注目の恐竜を中継でご紹介します。きょう紹介するのは、地球の歴史上、最大の飛行生物と言われている「ケツァルコアトルス」です。大きさに圧倒されます。

古代に生息していた翼を持つ大型爬虫類のことを「翼竜」と呼ぶそうですが、この「ケツァルコアトルス」はその翼竜の中でも最も大きく、翼の端から端までの長さが約10m、立ち上がった時の大きさも最大で6mほどと、キリンと同じくらいあったそうです。

それでは、ここで問題です。ケツァルコアトルスはこの大きな身体で空を飛ぶために身体に「ある特徴」がありますが、その特徴とは一体なんでしょうか?

正解は…身体を支えている多くの骨に注目してください。実はこの骨、中身が「空洞」になっているんです。極限まで身体を軽量化することによって、これほどの大きさのわりに体重が軽く、発達した筋肉と翼を使って遠くまで飛ぶことができたそうです。

このケツァルコアトルスをはじめ、様々な恐竜の貴重な化石や標本を見ることができる恐竜科学博は、9月12日まで開催です。

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