投資信託の積み立て投資とよく似た変額保険のメリットとデメリットとは!?【ほったらかしで3000万円貯める!お金と投資の超入門】

積み立て投資を保険商品でやってもいい?

「積み立て投資をするなら変額保険で」と勧められた経験のある人がいるかもしれません。変額保険とは、毎月決まった額を積み立てると、保険会社がそのお金を株式や債券などに投資してくれる保険商品です。プロが運用してくれる投資信託の積み立て投資とよく似たしくみに思えますが、いくつか異なる特徴があります。

変額保険は保険料払い込み期間が終わると運用成果に応じた保険金を受け取れる保険で、さらに死亡保障もついています。満期に受け取る保険金は運用実績によって変わります。運用の中身は、保険会社が用意したラインナップから選べるものが多く、選択肢は一般的な投資信託とよく似た対象です。すると、投資信託の積み立て投資に死亡保障がプラスされたようなイメージなので、おトクに感じる人もいます。

しかし、保険商品は投資信託に比べるとコストが高く、同じような対象に運用していても受け取れる金額は大幅に少なくなる傾向にあります。資産運用は投資信託など専用の金融商品で行ない、万一の備えはシンプルな掛け捨ての死亡保険や医療保険を活用するのが合理的です。一般的にはセット商品はバラで買うよりおトクですが、資産運用の世界では単品買いをするほうが有利です。

単品で持つほうが、お金が必要なときに資産運用商品だけを換金して保険を残したり、保険が不要になったときは保険だけを解約して資産運用は継続する、といった柔軟な対応も可能です。また、後章で詳述しますが、投資信託で運用するほうが、より税制優遇措置を受けられる有利なしくみを利用することもできます。

【出典】『ほったらかしで3000万円貯める! お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ) 日本文芸社刊

結局、一般NISA・つみたてNISAどっちがいいの?

チェックリストで自分に合う投資を確認!

今や7人にひとりがNISAの口座を持っているといわれていますが、そもそもNISAとつみたてNISAの違いが分からず、どちらを始めるか悩む方も多いのではないでしょうか。

下のチェックボックスにチェックをいれて、自分にあう資産形成を確認しましょう。

□ 投資できる商品が多く、戦略の幅が広い
□ 投資商品は、国の基準を満たした投資運用向け
□ 投資先や投資のタイミングは自分で決めたい
□ 自動で投資してくれて手間がかからないものがいい
□ 投資先を考える時間を節約したい
□ まとまったお金を投資したい
□ 将来を見据えてじっくり投資したい

結果はマネーブックでチェック!

最近よく耳にするNISAやiDeCo。

でもどんなものなのか全く分からないし、商品を選んだり難しそうだから・・・・・・と感じている方も多いはず。

書籍情報:『ほったらかしで3000万円貯める!お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ)

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