元ラグビー日本代表主将の広瀬俊朗氏によるトークセッションが19日、山形市のパレスグランデールで開かれた。広瀬氏はラグビーの魅力を語り、多くの人が参加できる機会づくりなど競技普及を呼びかけた。
広瀬氏は2007年に日本代表に選出され、12~13年に主将を務めた。現役引退後の19年ワールドカップ(W杯)日本大会では、各国の国歌などを歌い選手らをもてなす活動で盛り上げた。9月にフランスでW杯が開催されることを踏まえ「フランス国歌をみんなで歌ったら、フランス人が山形を訪れるきっかけになるかもしれない」と話した。
ラグビーの魅力については、多くのポジションがあり、「仲間の個性を生かしながらボールをつなぐこと」と強調。競技普及には「皆が参加できることを考えてほしい」と語りかけ、県などの枠にとらわれない取り組みをしてはどうかと提案した。
県ラグビーフットボール協会が主催し、約50人が参加。20日は山形市の山形大小白川キャンパスで、広瀬さんによるラグビー体験会が開かれる。